お客様インタビュー
HERCULES ファンレス・オーディオPC/ASKTECH NT-ZENO3
― パソコンは主にどんな用途で使われていますか?
今回は音楽鑑賞です。
― 音楽鑑賞はいつ頃からされているのですか?
現在60歳ですが、お金をかけない機器で10代から趣味で
聞いていました。
― 今までどんなパソコンを使っていましたか?
ノートはメーカー製、デスクトップではA社が多いですね。
― どんな機材を使っていますか?
RATOC REX-A1648HA1 USBヘッドホンアンプ。 静音PCの上に 載っている。
パソコン周りの機器を、PCから繋いでいる順に列挙します。
・貴社で買ったPC HERCULES ファンレス・オーディオPC/ASKTECH NT-ZENO3
・Belkin(ベルキン)社 USBケーブル15cm
・RATOC REX-A1648HA1 USBヘッドホンアンプ
・BELDEN(ベルデン)8412 アナログケーブル
・DENON PMA-2000W アンプ
・BELDEN 8470スピーカーケーブル
・M’s system(エムズシステム)波動スピーカー MS100を改造したもの(あまりにもレンジが狭いフルレンジスピーカのため取替)
・ONKYO サブウーファーSL-D1000(D) を改造したもの
改造は3way+サブウーファー
3way用ネットワークは良い材料で組んだもの
スピーカーエッジはセーム革エッジに張替
DENON PMA-2000W アンプ(下)
ONKYO アンプ内蔵サブウーファー
SL-D1000(D) 改
M’s system波動スピーカー MS100改
ONKYOサブウーファーの上に載っている。
←パソコンラック周り。上下2台のモニターの下には、A社の静音PC(左)と弊社無音PC(右)が並ぶ。これのみならず、更に右手には4台のマルチモニターが並ぶ(上の写真)。
なお、この後A社PCは弊社にて更に静音性を高めるために組み換えを行なっている。
弊社静音PCを背面から。USBヘッドホンアンプから伸びる2本の青い
アナログケーブル(BELDEN8412 BLUE)が目立つ。
― ベルキンなどのケーブルの効果をお聞かせ
ください。
接続ケーブルは音の劣化に影響します。
音の劣化は結果として音のレンジが狭くなったように聞こえるか、癖のある音になります。
原因は各々のケーブルによって周波数出力特性が違うことによりフラットにならない―つまり、高音から低音まで同じ大きさで出力できない―ことによるものです。
また、USBケーブルは、その長さも影響します。
普通のケーブル(高額な物も含む)で接続すると、音のレンジが狭くなったように聞こえるか、癖のある音になります。
使用しているケーブルは、フラットの周波数出力特性のケーブルを極力使用しているつもりです。
― 波動スピーカーの効果をお聞かせください。
波動スピーカーは、2点から音が出るステレオスピーカーと違い、1点から音が出るためリスニングポイント(スピーカーの音を聴くポジション)が広く、スイートスポット(音を聴く時に最適なポジション)があまり気になりません。
音色は波動スピーカー本体がギター本体に似ているので、ギター等の音は良いです。
ただし、スピーカーの優劣はそのまま音の優劣に出ます。
私の使用しているものは10cmのフルレンジスピーカーであったため、音域が狭いものでした。
そのため、リボンツイーター(薄いリボンを振動板とするスピーカー。高音用)・ドーム(型)スコーカー(中音用スピーカー)・15cmウーファー・30cmサブウーファーの構成としました。
ウーファー類はセーム革エッジに張替。これはウーファーを長持ちさせることが目的ですが、音も多少変わります。
圧倒的な存在感を誇る波動スピーカー。台にもなっているONKYOの30cmサブウーファーと共に、メインのスピーカーはすべて聴者の背後になるよう設置されている。
ウーファー類。写真では見えないが波動スピーカーの左側にも対照的に設置されている。四角いのがリボンツイーター、丸いのがドームスコーカー。15cmウーファーとは、波動スピーカーに付いているものを指す。
― 購入の際に他店も検討されましたか?
していません。既に使っていたA社の静音PCは静音になっていないので・・・
― 最終的に当店の商品を選ばれた理由は何ですか?
静音PC専門店ということで。静音PCに興味があったからです。
「無音PC」の秘密、ファンレスケース。CPUファンが無く、
ヒートパイプが直接PC外周のヒートシンクにつながっている。
― 弊社のパソコンにしてよかったところは?
静音どころか「無音PC」なので、びっくりしました。
今まで使っていたデスクトップパソコンは、静音PCでしたがうるさかったのです。
それが、初めて無音PCとなっていたため、びっくりしたのと静かになったのがうれしかったです。
― 構成で検討したことは?
メモリ増設と、容量が必要なのでハードディスクに変更するということですね。
― 当店では完璧な無音の実現のため、標準仕様はSSDでした。
ハードディスクに音楽をためるので、容量が必要です。
別途サーバーを置くという考えもありますが、また接続箇所が増えるので、音が劣化しないように繋ぐことがめんどくさく思いました。
サウンドカードが内蔵できないと、USB接続ヘッドホンアンプで処理するしかないので、内臓サウンドカードが入る無音PCが望まれます。
― 実際に使ってみていかがですか?
無音PCなので、大変ありがたいと思います。
静かな音楽を聴くときは、ファンの騒音が聞こえ、うるさくてイライラしていました。
それがなくなったのが素晴らしいですね。
― どうもありがとうございました。